「書く、ということ」

feeling
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生きることは湧くことだ、と呟いたことがある。
何も湧いてこないと、生きている実感がしない。

すっからかんになった心に
しばらく何も湧いてこないと人は外側から何か一生懸命、取り込もうとするのだろう。

タバコをすう人もいれば、
ごはんを食べる、という人もいる。

私の場合、それは「かく」という行為に繋がる。

だから、言葉がでてこないと死んだように生きている感じになる。

何も、自分の中にはないような気がして、
何も自分の中に、残せるものがない気がして。

でも、そういうときほど、じっと空っぽの自分を感じてみようとする。
無理に何かが湧く必要はない。

すっからかんな自分を感じて輪郭をすこしずつ撫でていく。
ほんとうは、最初っから何もないのかもしれなくて空虚な生き物なのかもしれなくって、

それはそれでいい、と言ってみるものの。
やっぱり、湧いてくるまでひたすら身体を維持しながら待ってみる。

決して迎えにはこない遠いどこかにいる大切な人の到着を待つみたいで

はげしく、切ない。


さみしい、とはそういうものなんじゃないかなって

ちょっと無理矢理自分を説得してみる。


あまり効果は、ない。
だから、とにかく、すっからかんのまま

湧くことをひたすら待つ。

 

 

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