深淵なる意識の世界を探求するシリーズ。
過去のブログ記事や、配信したレポート、などから厳選し、加筆・修正してお届けします。新しい読みものも随時更新していきます。

洞察ヴィジョンと概念

 

ヴィジョンがなければ、概念さえあってもただ苦しいだけである。

 

わたしの講義では、このようにお話ししています。

 

ヴィジョンを持つことが何よりも大切であり、ヴィジョンを持つことができれば、すべての問題は自然と解決される、とわたしは考えています。

 

それくらい重要なヴィジョンとは何か?概念とは何か?基本的なことについてまずは、解説していきましょう。

 

ヴィジョンとは何か

 

ヴィジョンという言葉は、様々な場面で使われている表現ですが、わたしが使う場合はこのような意味を持ちます。

 

ヴィジョンとは

とある未来に対しての鮮明な五感情報のこと。統合された五感情報であればあるほど、ヴィジョンは成熟していると、言える。

 

また、ヴィジョンが統合された五感情報であれば、臨場感というフィードバックがある、と定義している。

 

そう、統合された五感情報。

 

うむ。難しい・・・と思わずに、こう捉えてほしいと思います。

 

ただのイメージ(視覚的イメージ)だけではなく、自分の身体全身を通して感じられる情報のこと、臨場感がある、ということだと。

 

つまり、ヴィジョンというのはイメージとは違います。イメージというのは主に、視覚的なことが多く、それだけではまだヴィジョンとしては情報が足りない、ということになります。

 

ものすごくシンプルに言えば、ヴィジョンというのは私たちを突き動かす情報の塊なのです。世界なのです。目の前にある現実かどうか、区別がつかないほど鮮明で臨場感がある、そういう創造された世界のことだと、言っても良いでしょう。

 

 

ヴィジョンというものは、いくつかの領域に存在しますが、もっとも深い領域において発生したヴィジョンは、私たちの源(ソース)と繋がります。

 

源(ソース)と繋がったヴィジョンは、まるで命を吹き込まれたかのように躍動し、そのヴィジョンは私たちに源(ソース)から受け取ったエネルギーを届けます。

 

ヴィジョンがしっかり潜在意識に根付いたな、浸透したな、入ったな、とわかる瞬間があるのですが、それはどの時であっても、自分の内側からものすごいエネルギー、パワー、今実行すべきアイデアや直感などがやってきます。

 

それはごく自然です。自ら取りにいくような感じでもなければ、焦りによって絞り出されたものでもありません。

 

だからこそ、ヴィジョンを描き、それが潜在意識の深い領域において、受け取ってもらうことが重要なのです。

 

概念とは

 

一方で、概念というものが存在します。

 

これは簡単に言えば、〇〇になりたい、だとか、〇〇がほしい、だとか〇〇に変わってほしい、などといった”形・型”のことです。

 

概念は、枠のようなものです。パッケージ(箱)のようなものなので、基本的には中身とは別です。

 

本来ヴィジョンというのは、概念というパッケージ(箱)の中に入ります。概念の中にヴィジョンが入ることによって、他の人に手渡すことができたり、共有することができたり、ヴィジョンを忘れないようにいつでも取り出せたりします。

 

そういう意味では、ヴィジョンというのは水のようなものだと、想像してみると良いかもしれませんね。

 

ペットボトルが、概念。水はその中身となります。

 

 

概念は、大体の場合”ことば”で形成されます。

 

わたしたちは本来、ヴィジョンを象徴するために、ことば(概念)を使うのですが、放っておくと、概念しかない、つまりことばしかない、ということになるケースが多いのです。

 

例えば

 

なんか、ことばだけで、気持ちこもってないよね〜

 

だとか

 

口だけだよね

 

といったような気持ちを抱く時、まさに概念しかなくヴィジョンがないという現象が起きているのです。

 

その理由、と言いますか原因はまた後ほど解説しますが、とにかくヴィジョンがないのに概念だけあるパターンが実は多く、とてもしんどくなる原因でもあります。

 

概念だけだと辛い!?

 

概念しかなくヴィジョンがない、それはつまり表面的な形しかなく中身がない、という状態です。

 

服やアクセサリーで身を固め着飾ってみるけれど、どこか虚しく、”あなた誰になろうとしているの?”という類の薄っぺらさを放ってしまいます。

 

例えば・・・

 

お金持ちになりたいとか
恋人が欲しいとか、
結婚したいとか
自由になりたいとか
時間が欲しいとか
〇〇になりたい、
〇〇は嫌だとか

 

こういうことが
起きて欲しいとか
あれを買いたいとか

 

これが嫌だ、
あの人のあそこが嫌だ、
変わって欲しいだとか
〇〇がなくなって欲しい、とか

 

こういった願望や欲求をわたしたちは持ちますが、それが不満や不足感の原因になることがあります。

 

つまり、望んでいることがありながら、それを認識していながら、それに対して進む気配がない場合、その願望や欲求はまだ概念でしかないことが多い、ということなのです。

 

不平・不満・愚痴・変化を希望する

 

だけで終わってしまうものはヴィジョンがなく、概念しかありません。

 

統合された五感情報があるわけではないので、頭だけで考えていて、潜在意識(存在そのものの状態)は、その願望や欲求を受け取ってはいません。

 

むしろ、その願望や欲求に意識が向く時、無意識に「不足している」や「足りていない」といった世界の方が臨場感が強い場合、足りていなくて不足していて、完璧ではないヴィジョン(世界)が自分の中にある、ということなのです。

 

 

忘れないでほしいのは、私たちの潜在意識にあるヴィジョン(世界)が、そのまま私たちの現実をつくります。ヴィジョンが磁石となり、引き合う情報を決めます。

 

あなたの中には、どんな世界の臨場感がありますか?

 

 

今の現実において望まないこと、違うと感じること、求めていないことがあったとしても、そのヴィジョン、その世界がすでにあなたの中にある、ということなのです。

 

それをまずは、受け入れなければいけません。恐れる必要はありません、まずは受け入れることを通して、次のヴィジョンを描くプロセスに入ります。

 

あなたはどのヴィジョンを採用するのか?

 

Aというヴィジョンを持って、潜在意識はその世界を採用していたとしましょう。そのAの世界が気に入らないのであれば、Bという新しい世界をつくるまでです。

 

つまり、望んでいるヴィジョンをつくるまでです。しかし、Aのヴィジョンはすでに完成していますが、Bはまだ未完成ですし、未熟です。

 

そのため、少しずつ移行していくことが必要となります。

 

AのヴィジョンよりもBのヴィジョンの方を採用するんだな、と潜在意識が理解し、習慣が完成するまで新しいヴィジョンとともに在ることが重要となるのです。

 

AのヴィジョンよりもBのヴィジョンの方が重要で、かつこちらを採用するのだな、と潜在意識が認識するきっかけ、そして条件があります。

 

POINT

AのヴィジョンよりもBヴィジョンの方が頻度が多いこと

 

AのヴィジョンよりもBのヴィジョンの方が臨場感が高いこと(より統合された五感情報のエネルギー量が多いこと)

この二つの条件が揃うことで、新しいヴィジョンへ移行します。移行するに伴って、現象や現実、引き合う情報も移行します。

 

この二つの条件を、概念は満たすことができません。皆さんにも経験があることでしょう。

 

例えば・・・


・やった方がいいとは思いながら、なかなか継続しないこと

・やりたいと思って決めたのに、行動ができない

・やりたいのだけど、どうしたらいいか思いつかない

 

こういった現象が起こる場合、それはヴィジョンがなく概念しかないということになるのです。

 

ヴィジョンは源(ソース)と繋がり、ガソリンを手に入れるわけです。そうすることで初めて私たちの身体(車)は動き出します。

 

概念だけ、にまずは気付こう

 

概念だけしかない、妄想や空想の未来像。

 

そんなものは本当はさっさと気づいて手放してしまえばいいのですが、しかし、みんな概念しかなくて中身がないのがバレたくなくて、なんとかカバーしようと思って、焦って動こうとします。

 

わたしは個人の問題だけではないと、考えています。中身もなく、概念さえないのは人として終わっている、という、思い込みを植え付けられていることが多いのです。

 

「やりたいことがないとかダメじゃん」

「危機感ないよね」

「そんなので満足しているの?もっと成長とか発展とかしなよ」

「夢とか目標とかないの?終わってるね」

といった声が、どこからともなく聞こえてきそうではありませんか?

 

これらは社会の声だと思っています。無意識のうちに、小さい頃から、聞いている声。物陰から今でも聞こえてきそうなくらい、ものすごく身近だ。

 

そうこうしていると、中身がないのにせめて概念でも・・・と、空虚な夢を持ってしまうことも多々あります。ヴィジョンを描く時間も、余裕も与えてくれていないのに早く、早く、と焦らされます。

 

そうすると、中身のない理想を掲げ虚しさを感じないように動くことを自分に要求します。

 

動いてる時は中身がないことを忘れられるから、なんか、進んでる気がするから、安心するんです。

 

「わたし、ちゃんと何か、している」って、そういった気持ちになる。

 

社会の一員、という謎の居場所

 

ちゃんとした大人になるということは、ちゃんとした夢や目標や成長イメージを持っている人のことだ、と私たちはどこか無意識に思っているのかもしれません。

 

だから、夢を口にしてみたり人に言ってみたりすることで、安心しようとするんですね。それは、社会の一員という存在でいるために。社会の一員でいれば与えられる、居場所のために。

 

まるで自分に言い聞かせるように、これだぞ、と忘れるなよ、と、そう思わせつつも、

概念しかなく中身がないから、やる気や行動力、アイデアや明瞭な視点は与えられませんから、動きません。

 

そうしないと不安になりますし、焦ってなんとかしようとしますので、不自然な頑張りや努力が続いてしまいます。

 

本当はどうなの?と振り返る時間が、わたしたちに必要なのです。

 

理想を捨てる勇気、理想がただの概念だったと認め、受け入れる勇気は、なにも持っていなかったゼロ(0)の状態に戻る勇気です。

 

それは所有意識から解放されることでもあるため、人によっては屈辱を感じ、恐れ、手放せない人もいます。

 

「なにも持っていないところ」から再スタートすることに対して、屈辱を感じる場合が多いということです。敗北した、と思ってしまう。

だからしがみつくわけです。わたしはこれを望んでいます、とわたしは本当に希望しています、と。でも・・・だって・・・

 

本当はヴィジョンだけで、いい

 

本当はヴィジョンがあれば、言わなくても書かなくても自然とやるんですよね。行動大事だよね!とか言い聞かせなくても、勝手に動くんです。

 

そういう風に、ヴィジョンが固まるまでみんな待てない。待ってくれる環境にいない、と言ってもいいかもしれません。

 

社会は基本的にヴィジョンを描く豊かな時間など与えてくれないんです。

 

それは自分から掴みに行かないといけない。放っておいても与えてくれることなんてないのですから自ら、己に与えてゆかなくてはなりません。

 

ヴィジョンを描く時間を、自分自身に与える、ということです。それは誰かが与えてくれるのを待っているだけじゃあ、一生やってくることはないでしょう。

 

本当は正直に、そして罪意識を持つことなく素直に言えばいいのです。そして、そういう環境があれば、なおいい。

 

「なにもありません」と。

 

望んでいること特にありません。変化してほしいこと特にありません。変えたい自分とくにいません。やりたいこと特にありません。

 

だからなんですか?

 

そうやって、胸張って言えるといいですよね。まずは心の中で、そうやって言ってみることから、始めませんか?

 

続きます

 

さて、ここまではヴィジョンと概念についての基本的な話をしてきましたが、続編では、ヴィジョンを描くために必要なことや、具体的な方法について、もっと深く掘り下げて参りたいと思います。

 

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